2008年07月20日

先発の優位性と後発の優位性

先発の優位性とは、競争相手よりもいち早く市場に参入する事で超過利潤を獲得する事である。主な内容としては、次の通りである。

・強力なブランドイメージ等から、消費者の心理に「参入障壁」を形成可能。
・利用者の声をいち早く獲得可能。
・価格に対して無頓着なイノベーター層の顧客を獲得可能。
・自社の都合の良い製品の規格を決定しやすい。
・人材・天然資源・立地条件を確保できる。

一般的には先発の優位性の存在が重要視される一方で、後発企業にも有利な点があるとされている。主な内容としては、次の通りである。

・需要の不確実性を見極めることが可能。
・プロモーションコストの節約が可能。
・模倣により、開発コストの節約が可能。
・技術の不確実性に対して対応可能。
posted by omatsu at 10:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営戦略の基礎概念

2007年11月10日

環境分析

経営戦略を検討するには、自社の状況と、自社を取り巻く環境を正しく認識することが重要です。自社の状況は内部環境で、自社がコントロールできない景気・規制等を外部環境と言います。これらのビジネス環境を分析するツールをSWOT分析と言います。

@SWOT分析とは
 自社の内部環境(強み・弱み)と自社を取り巻く外部環境(機会・脅威)を分析し、事業戦略の策定や課題の検討を行うツールの事。

A内部環境分析
 自社の経営資源等の内部環境について、強み(Strength)と弱み(Weakness)を識別する事で。内部環境の例として、財務力、マーケティング力、営業力、技術力、チャネル、人材、ブランド力、製品、生産力がある。

B外部環境分析
 自社を取り巻く環境について、機会(Oportunity)と脅威(Threat)を識別する事。外部環境の例として、経済環境、技術的環境、法律・規制環境がある。

CSWOT分析の活用例
 SWOT分析から導かれる、意思決定の例は以下の通りである。

002_SWOT分析.gif

posted by omatsu at 21:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営戦略の基礎概念

2007年11月09日

経営戦略の構成要素

経営戦略とは、現在及び予定した資源展開と環境との相互作用の基本的パターンであり、次の4つから構成される。

@ドメイン
 ドメインとは事業領域の事で、企業の生存領域を示すものである。企業(全社)レベルの「企業ドメイン」、事業レベルの「事業ドメイン」、また戦略を強く表明する「戦略ドメイン」など、さまざまなレベルで使われている。
ドメインの確立(つまり定義)は、現在から将来にわたって、「自社の事業はいかにあるべきか」を決定することであり、経営戦略の重要中心テーマの1つとして認識されている。なぜなら、ドメインの定義は、企業の環境適応の長期的構図を描くことであり、経営戦略におけるさまざまな決定の基礎となるためである。

A資源展開
 経営目的を達成するため、各領域でヒト・モノ・金・情報の経営資源の配分方法である。

B競争優位性
 競合他社に対する自社の優位性の事である。競争優位の条件としては、自社の強みが分かりにくく、他社が簡単に模倣できない事が挙げられる。

Cシナジー
複数の事業を行うことで独立して事業を行うよりも、経済的な事業運営が可能になる事である。

以上を整理すると、経営戦略とはドメインを確立し、そのドメインでの資源配分を効率化することで、競争優位性やシナジーを追求する事である。
posted by omatsu at 17:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営戦略の基礎概念

2007年11月08日

経営理念と経営戦略

経営理念や経営ビジョンは、創業者や中興の祖と仰がれる人や現経営者の事業の考え方や経営哲学を普遍的な形で表したものです。
経営戦略はそれを具体化するためのツールとしての役割を果たすもので、経営理念や経営ビジョンと一貫性を保つ事が重要になります。

@経営理念
企業の行動指針、規範、理想、価値観を普遍的な形で表したものになります。経営理念の考え方を通じて、ステークホルダーだけでなく、従業員に対しても行動や価値観の指針を与える物になります。

参考ですが、ソニーの創業者のひとり、井深大が起草した東京通信工業株式会社設立趣意書です。

『真面目ナル技術者ノ技能ヲ最大限ニ発揮セシムベキ自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設』

A経営ビジョン
経営者によって表された企業の将来的な理想像のことであり、目指すべき中期的な姿を示したものです。

B経営戦略
経営理念や経営ビジョンを実現するための具体的方策であり、関わる環境によって、さらに3つの階層に分けて考えることが出来る。
・企業戦略:企業の事業領域の決定にかかわる全社的戦略の事
・事業戦略:各事業単位ごとの具体的な戦略の事
・機能戦略:購買、生産、営業、開発、人事、財務、IT等の各機能の生産効率を高めるための戦略の事

以下、イメージ図です。(出所:グロービスオンラインMBA講座基礎編)

mba_basic0201.gif
posted by omatsu at 19:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営戦略の基礎概念

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