2008年01月28日

同質的競争

同質的競争とは、ライバル企業との競争において、技術選択・新製品導入・製品ラインなどの何らかの点で、ライバル企業と同様の行動を取ることを言う。

日本企業は、赤字よりライバル企業に遅れをとることの方が、重大なリスクだと考えているので、常に他社の動向を観察し、自社と比較している。つまり、同じような規模の企業が、絶対的基準ではなく、常に自社と他社を比較する相対的基準にもとづき、激しい競争を繰り広げることになる。

欧米企業が、投資収益率(ROI)や株主資本利益率(ROE)、株価の上昇といった収益目標を重視しているのに対し、日本企業は市場占有率(マーケットシェア)の拡大のみをを重視していることなどが要因として考えられる。また、同質的競争という熾烈な競争を繰り広げるため日本企業の収益性は欧米企業に比べて、低くなるのかもしれない。

日本企業の同質的競争に関して、相互に模倣しあっているだけで、自社の戦略を持っていないと否定的な見解(マイケル・ポーター教授、ハーバード・ビジネス・スクール)がある一方で、企業が取得した情報が企業間で効率的に活用されるため、同質的競争は企業競争力を向上させるとの見解もある。
posted by omatsu at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競争戦略
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