2008年01月03日

バートレットとゴーシャルのトランスナショナル企業

企業の国際化・多国籍化に伴ない、組織体制の効率化を追求するのが、ストップフォードの発展モデルであった。さらに、新たな国際化の企業形態としてクリストファー・バートレットとスマントラ・ゴーシャルは、トランスナショナル企業モデルを提唱した。

トランスナショナル企業とは、企業レベルではなく企業活動レベルを考慮した組織体制の事で、本国親会社と各国とで役割・構造を分化させ、各国に分散した経営資源を世界規模のネットワーク網を用いて経営する組織形態のことである。

例えば、規模の経済が働く生産活動は中央に集中するが、地域への適応がより重要になるマーケティング等の活動は各国に分散される。自動車業界においては、まずエンジニアが世界中の消費者の嗜好に共通する特性や部品を洗い出して全世界共通の基本プラットフォームを設計し、基本プラットフォームの上に各地域に特有の特性を付け加えて生産する。そうすることで、全世界共通の基本プラットフォームについては、世界レベルの規模の経済を実現でき、各国の多様性への適用が必要な特徴については各国のニーズに沿った製品を提供できる。
posted by omatsu at 13:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際化戦略
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