2007年12月03日

価格戦略

3つの基本戦略の一つであるコストリーダーシップ戦略にも関連する価格戦略として、標準的戦略・短期的戦略・長期的戦略に関して概要を説明する。

@標準的戦略
・フルコスト原理
フルコスト原理とは、平均原価にマークアップ率を加味して、価格を設定する方法で、多くの企業がこの方法を採用している。
※マークアップ率:利益率・マージン率のこと

A短期的戦略
・上澄み吸収価格
上澄み吸収価格とは、価格を下げてもあまり市場が拡大しそうにない場合に、コストとは無関係に市場の限られた買い手だけが支払ってくれる価格を設定する方法である。新商品に魅力的な新規性などの差別化が図られており、模倣も短期的には困難な場合、販売当初にできるだけ短期的に投資を回収することができる戦略である。

B長期的戦略
・浸透価格
浸透価格とは、製品が市場に浸透することや市場での認知度を高めることを最優先にし、価格を設定する方法のこと。つまり、市場でいったん認知されれば需要が大きくなることが見込まれる場合において、現在の利潤を最大化するよりも低い価格で市場に参入し、浸透効果によって拡大する市場から大きな利益を獲得しようとする戦略である。

・経験曲線プライシング
経験曲線プライシングとは、経験曲線効果に基づき費用を逓減させようとする価格戦略のこと。つまり、販売当初は低価格で設定するが、累積生産量を増加させることで、生産コストを引き下げ将来に大きな利益を獲得する戦略のことである。
posted by omatsu at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競争戦略
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