2007年11月30日

3つの基本戦略

企業が5つの競争要因に対応しながら、業界内で確固たる地位を築きながら、競争相手に勝つためには、
 @差別化戦略
 Aコストリーダーシップ戦略
 B集中戦略
の3つの戦略に絞られてくるという考え方で、「3つの基本戦略」と呼ばれている。

ハーバード・ビジネススクール(HBS)のマイケル・E・ポーター教授が、自著「Competitive Strategy」(1980年)で示したものである。イメージを以下に示した。
015_3つの基本戦略.gif
各戦略の概要とリスクを以下に示した。

@差別化戦略
(概要) 自社製品やサービスを競合と差別化して、業界内での特異性で、優位性を確保しようとする戦略である
(リスク)競合企業の模倣により、差別化した特異性が消失する可能性がある

Aコストリーダーシップ戦略
(概要) 低コストを武器に競争相手に対して優位性を確保しようとする戦略である
(リスク)利益を度外視した価格競争が行われる可能性がある

B集中戦略
(概要) 業界内の特定のセグメント(特定顧客・特定用途・特定地域)に経営資源を集中的に投下する戦略である。さらに、集中戦略は、特定セグメントでコスト優位性を求めるコスト集中戦略と、特定セグメントで特殊なニーズに対する差別化を図る差別化集中戦略に分類できる
(リスク)特定したセグメントの規模が小さすぎると、ビジネスが成立しない可能性がある

さらに、低コスト化・差別化実現の方法を以下に示した。

@低コスト化の実現方法
 ・規模の経済性を追求する
 ・累積生産量を増加させて、経験曲線効果のメリットを享受する
 ・垂直統合をはかり、取引コストを節約する

A差別化の実現方法
 ・物理的特長での差別化(品質・デザイン・耐久性・使い易さ)
 ・物理的特長以外での差別化(補修部品等の補完財の充実・販売条件・配送スピード・アフターサービス)
 ・製品に対する消費者イメージによる差別化

posted by omatsu at 21:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競争戦略
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