2007年11月29日

5フォース・モデルA

5フォース・モデルの5つの競争要因が業界の収益性に与える影響を、業界の収益性が低下するケースを例に以下に整理した。

@新規参入の脅威が大きくなるケース(参入障壁が低いケース)
 ・規模の経済性が働かない産業
 ・巨額の投資が必要でない産業
 ・既存企業が販売(流通)チャネルを確保できていない産業
 ・既存製品の差別化の程度が低い
 ・小さいスイッチングコスト
 ・政府による参入規制がない業界

A既存企業との競争が激しいケース
 ・市場成長率が業界
 ・既存企業の数が大きい業界
 ・製品の差別化が低さから生じる価格競争の激化
 ・撤退障壁の高さからくる企業間競争の激化

B代替品の脅威が大きくなるケース
 ・小さいスイッチングコスト

C買い手の交渉力が強くなるケース
 ・買い手の市場集中度が強い
 ・買い手の川上統合
  (例:買い手が部品の内部製造を検討した場合、部品メーカーは価格面で買い手に譲歩が必要となる)

D売り手の競争力が強くなるケース
 ・売り手の市場集中度が強い
 ・売り手の製品が高度に差別化されている場合
 ・売り手の川下統合

また、これらを理解するために必要なキーワードを以下に補足する。

参入障壁:ある業界への新規参入が魅力的であるが、その参入を困難にする要因のこと。
撤退障壁:ある業界全体の収益力が低いが、その産業から撤退できなくする要因のこと。
スイッチングコスト:購入製品を変更することで生じるコストのこと。
市場集中度:ある市場の大半を上位数社で閉めている状態のことを市場集中度が高いという。
posted by omatsu at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競争戦略
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