2007年11月14日

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)分析はボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が開発したツールで、横軸に経験曲線効果に基づく「相対的マーケットシェア」(→CIF:Cash In Flow)を、縦軸に製品ライフサイクル理論に基づく「市場成長率」(→COF:Cash Out Flow)をとる。

この2×2のマトリックスの各セグメントに、各戦略的事業単位(SBU:Strategic Business Unit)を位置付けることで、経営資源の投資戦略などの検討に活用する手法である。

PPMマトリックスは以下の通りである。
006_PPM.gif

PPMマトリックスの各セグメントの特徴を以下に整理した。
@金のなる木
シェアが高く、収益率の高い事業。成長率が低いので過度な投資を控え、収益を他の製品へ回す貴重なキャッシュフロー源となる。

A花形
収益率が高いが、マーケットシェアを維持するために資金はかかるため、キャッシュフロー源にはならない。
シェアが維持できれば、市場成長率の鈍化に連れて「金のなる木」に成長するが、「問題児」に転落する可能性もある。

B問題児
成長率は高いがマーケットシェアが低いため資金の流出が多い。
将来の成長が見込める製品なので「花形」にするための戦略が必要で、資金投入を継続する必要がある。

C負け犬
資金の流出・流入のいずれも少ない。
撤退する事で、すでに投資した資金を回収し、他の事業で有効活用を図る必要がある。

理想的なPPMは 「金のなる木」に大規模なコア・ドメインとなる事業が存在し、「花型」ならびに「問題児」にサブ・ドメインとなる事業が存在する状態で、以下に例を示した。
007_PPM2.gif

理想的なPPMでは、「金のなる木」の余剰キャッシュ・フローをサブ・ドメインに投入して、将来の「金のなる木」になる事業を育成している。
posted by omatsu at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 成長戦略
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